まちゃつの徒然日記

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宮城峡蒸溜所(3)

敷地は概ねひょうたんを北向きに置いた格好であり、北端に施設入口がある。ほぼ東西方向に走るR48を50キロでゆったり流す。鎌倉山南東麓に差し掛かる頃、出くわす信号機付き三差路が目印。5,60メートルの南下で到着。短い距離の内に渡るのは、広瀬川。架かるのは、その名もニッカ橋。
設計段階では、入口の位置は北東端。広瀬川に架かる橋辺りにあったという(2代目社長、竹鶴威の回想録『ニッカウヰスキーと私』から)。建設委員たちが抱く暗黙の了解を覆したのは、竹鶴政孝。「そちらは鬼門にあたるのでよくない」が、その理由。「昔から言い伝えられていることは守るものじゃ」とも。技術者でもある父親の口から飛び出した迷信じみた発言に「意外な一面を垣間見た気がした」と記している。創業者の意見は絶大。入口が現在地となった所以。「鶴の一声」を地で行く話である。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『朝、獅子(アサシシ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:音を立てないように歩く。