樹高２６メートルのクスが見事。樹齢８００年の巨体故、府の天然記念物に指定されている。戦前は、２里（８キロ）先からも見えたという。シャープ創業者、早川徳次さんのお墓があることでも知られる。境内東に歩を進めた先日、気になる石碑が目に入った。「水位測定標柱、文久元（１８６１）年」と刻まれている。法楽寺の標高は、８．８メートル（国土地理院データ）。南北方向に連なる、撓曲崖（とうきょくがい）北端上に位置。周囲より比較的高く、水害とは縁のなさそうな所である。因みに、東に位置する田辺小学校は、６．１メートル。更に東の中野中学校は、３．８メートル。西に位置する昭和中学校は、７．４メートル。標柱の設置は、１５６年も前のこと。当初は別の所に設置され、その後現在地に移設されたとも考えられる。そうなら、水の出所を調べるのは無理。諦めるより外はない。でも、当初から法楽寺境内にあったとするなら、芽生えた好奇心の維持には役立ちそうである。「水の出所」問題は、暫く頭の隅の「引き出し」にしまっておくことにした。
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『泣けんし、元気かね？（ナケンシゲンキカネ）』
