まちゃつの徒然日記

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狐は人に

吉田兼好著『徒然草』二百十八段から。
「狐は、人にかみつくものである。堀川のお屋敷で、寝ている舎人(雑役夫)の足に狐が食いついた。また、夜の仁和寺では、本堂の前を通りかかった下法師(最下級の法師)に狐が三匹飛びかかってかみついた。刀を抜いてこれを防ぐうちに二匹を突き刺した。突き刺した二匹のうちの一匹は殺したが、残りの一匹と無傷の一匹は逃げてしまった。下法師もたくさん傷を負ったが、差し障りは出なかった」
体重5〜6キロしかないキツネが人を襲うなど、にわかに信じがたい。最初は、野犬かオオカミの群れの間違いではないか、と疑った。が、仁和寺の僧が死体をキツネと認めたのであろうし、兼好法師ほどの人物がいい加減なことをしたためた可能性も低い。小なりといえども、野生生物には注意が要る。窮鼠猫をかむ、ということばがある。キツネも、狂犬病の媒介となりえるのだから。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『追い越せ、嘘しるべ(オイコセウソシルベ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:後進は努力次第でどんな大人物にもなる。