杉本苑子氏による現代語訳で味わう『枕草子』七十一段。
「また、さほど懇意でもない家へ、月のない闇の晩に出かけたはいいが、『おたがい同士、あまりはっきり姿を見せ合うのもぶしつけでしょうから』などと家の主人が心づかいして、ろうそく灯火もつけない座敷に、初対面の相客たちと並んで座る心持ち…。なんとなくこそばゆく、これも不安である」
出かけた目的が書かれていない。ひょっとして、方違えか? 見知らぬ他人と相席になることが当たり前の当世とは異なり、少納言の時代には公共交通機関がない。ストレスも相当だったか。
マルキンはまばら時雨の復帰戦
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『神学派(シンガクハ)』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:人を意地の悪い目で見る。