杉本苑子氏による現代語訳で味わう『枕草子』四十二段。
「けだかく、あでやかなものは、薄紫の上に白の汗衫(かざみ:汗取りのひとえの短衣)を重ねた涼しげな童女の夏姿。それに家鴨(あひる)の卵。おろしたての金属の椀に氷を削り入れて、上から甘葛(あまずら)の汁をかけたもの。水晶の数珠。うっすらと雪をかぶった紅梅の花。とびぬけて美しい幼児が、無心に苺を食べている姿。すべて清涼な、燦(きらめ)きを感じさせるものを、私はけだかく、あでやかに思う」
アヒルの卵が、けだかく、あでやか? 意外。小2まで住んでいた町には、近所にアヒルを飼っている家があった。鶏の卵よりやや大きく、白身が少なめ。少納言の時代には、貴重なタンパク源だったのだろう。
クリミアを奪ってクリル返す!マジ?
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『和議の字、要りますよ(ワギノジイリマスヨ)』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:離れがたい交わり。