某進学校、S学院の保護者会でのひとコマ。２００名ほどの卒業生の内、半数程度が現役で東大を始めとする旧帝大系や国立の医学部医学科に進む。
「MO様とは身分が違いますのに、いつも私ども下々ともお付き合い下さり有り難うございます」
話しかけてくる親の子どもが五流大を目指しているのかというと、さにあらず。KやWなどに合格するくらいの力はあるのだが、成績下位の子の親がトップクラスの子の親にことばをかける際には、へりくだるのがありふれた光景なのだという。今時、身分うんぬんを口にする親がいるなど、にわかに信じがたい。だが、MO君の親から直に聞いた話である。MO君が見事「東京の大学」に合格した旨の連絡は、その後すぐ我が家にも届いた。もちろん、「の」は不要。へりくだる「文化」にどっぷり浸かっていると、対外関係にもその一端が現れるようだ。因みに、東大法学部入学後に司法試験合格。大手弁護士事務所勤務の傍ら、米国に留学。国際派弁護士として活躍中である。
「崖」越えは朝飯前よと「渡り鳥」
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『新顔さんには言えないな（シンガオサンニハイエナイナ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：どこにも安住する家がない。
