まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

鳥は

杉本苑子氏による現代語訳で味わう『枕草子』四十一段。
「鳥で魅力的なのは、まずなんといっても鸚鵡だろう。異国の産だけれども、人語をまねするところがいじらしい。ほととぎす、水鶏(くいな)、鴫、都鳥、ひわ、鶲(ひたき)などもそれぞれ美点を持っている。山鳥もおもしろい。昔ある国から隣国の帝へ、声のよい山鳥を贈ったが、いっこうに鳴こうとしない。そこで妃が『友と離ればなれになって寂しいのでしょう』と鏡を見せたら、よろこんでさえずりはじめたという。哀れな伝説ではないか。また、この鳥は夜になると、雄が谷を隔てた向こうの峰に行って眠るそうだ。そのような習性にも、そぞろ哀れを誘われる」
都鳥で思い出すのは、
名にし負はばいざこととはむみやこ鳥
我が思ふ人はありやなしやと
という古歌。「私の思う人は元気でいるだろうか」くらいの意味。みやこ鳥はユリカモメのことだという。


   難しい「齋」の字へその右にあり


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『でたらめかじる子(デタラメカジルコ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:フィルムの代わりに撮像素子を使う。