低速のまま南郷谷への単独行を始める。ヘアピン２つを無事に通過。噴火口への分岐から３キロほど下って烏帽子岳の南側に達した頃、想定外の光景が展開。待ち構えていたのは、火の山トンネル（約９００メートル）。出発前にルートを確認していたものの、トンネルの存在までは意識していない。悪いことは重なるもの。内部が周囲よりも明らかに濃い。内側から霧が噴き出してくるからだ。南斜面を雲が駆け上がる最中に違いない。トンネルの照明は暗く、ほとんど役に立っていない。自車のフォグライトだけが頼り。一瞬、停車を考慮。が、すぐに気が変わって進入を開始する。時刻は午後１時前。この後、高千穂に出て延岡を経由、宮崎市に至る予定でいる。旅程の４割を消化しているものの、難所の高森峠でも同じ状況に見舞われる可能性がある。時間を潰している余裕はない。標高９９０メートル。突入は、KBのある装備を当てにしてのこと。
断層の上で診る医師売るうどん
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『せいぜい歌おッ！（セイゼイウタオッ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：ルイ１４世、フェリペ２世など。
