まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

すさまじきもの(4)

杉本苑子氏による現代語訳で味わう『枕草子』二十二段。
「ところで手紙といえば、きれいに、心をこめて書きあげた一通を召使いに届けさせ、『返事を早く読みたい。もう持ってきてよいころなのに遅いなあ』と待ちこがれているさなか、相手からの返事ではなくて、こちらが持参させた手紙を、『お留守でした』だの、『物忌みだとおっしゃってお受けとりになりませんでした』といった間の抜けた言葉と一緒に、持ち帰ってきたときの本意なさ…。しかも、結び文にせよ立文にせよ、見るかげもなく汚し、上包みの紙をぼさぼさにけばだたせ、封じ目に引いた墨の線まで薄れさせてもどしてくる。まったく興ざめの極とはこのことだろう」
結び文:巻きたたんで端を折り結んだ書状。封に墨を引く。古く、艶書、のちに表向きの儀礼にも用いた。
立文:書状を礼使(らいし)で巻き、その上をさらに白紙でたてに包み、包紙の上下を筋違いに左に折り、また右に折り、これをさらに裏の方に折りこむ。
現代版興ざめの例。白熱の試合なのに、途中で打ち切られるテレビ中継。


   食品のインフレ亢進目をつぶり
   デフレを心配政府日銀


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『夜食時間、祖父駆動(ヤショクジカンソフクドウ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:ナチス共産主義の提携。