杉本苑子氏による現代語訳で味わう『枕草子』二百四段。
「五月晴れの季節に、山里などへ出かけるのはたいへん気持ちがよい。一面まっ青に見える沢の水…。草の生い茂る土手道をどこまでも進んでゆくと、澄み透ったきれいな小川の水が、同じ方向にさらさらと、しぶきをあげて流れてゆくのもおもしろい。田舎道は狭いので、右左の生け垣から伸びた木の枝が、物見の窓越しに車の中にまで入ってきたりする。急いで折り取ろうとするのだが間に合わず、つと、手から逃げてうしろへ去ってしまうのは残念な気がする。道ばたにびっしりはえている蓬草…。車輪に押しつぶされ、輪の回転につれてその強い香りが、鼻腔のすぐ近くにまで匂いたってくるのも、野遊びらしい新鮮さであろう」
ベートーヴェン交響曲第6番
第1楽章「田舎に到着したときの愉快な感情の目覚め」
といった気分だろうか。
明石焼き
味わうドライブ
百余キロ
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『汚損の改造派(オソンノカイゾウハ)』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:フロンガス。