杉本苑子氏による現代語訳で味わう『枕草子』二十八段。
「その指貫すら、半ばたくしあげたなりで、女のそばへすり寄り、夜のあいだ言いつづけた睦言の残りをその耳にささやいて、ほとんど夢うつつのように帯を結ぶ。そして格子を押し上げ、妻戸の近くまで女を抱えるようにつれて出て、『ああ、憂鬱だなあ。あなたと別れ別れにすごす昼のあいだ、私は生きている実感が持てないよ』などと、いかにも未練たっぷりにあとを振り返り振り返り去って行けば、見送る女もいやな気はしない。しぜん、名残が惜しくなろうというものだろう」
少納言の理想だろう。千年近くが経過。『君といつまでも』の中で加山雄三が
「しあわせだなあ 僕は君といる時が一番しあわせなんだ 僕は死ぬまで君をはなさないぞ いいだろう」
と独白するのを聞いたとしたら、「それ!それ!」と狂喜するか。
タカ狩りの主客を誤解の無知ロッテ
広報通りに餌食とされる
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『カズ、水泳(カズスイエイ)』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:反宗教改革の先頭。