杉本苑子氏による現代語で味わう『枕草子』二十五段。
「また、幾人か集まって話をしているとき、先回りして物を言う出しゃばりは憎らしい。子供でも大人でも、すべて出しゃばりぐらい不快なものはない。昔の思い出など語り交わしている席で、『いや、違う。私はそのことをよく知ってるけど、あんたの言うのは間違いだよ』などと、いきなり口出しして訂正する人間も、好感がもてないものだ。走り騒ぐ鼠。それから、たまに遊びに来る子供に、珍しがっておもちゃなどをやったりするうち、味をしめて、しょっちゅう入りびたりはじめ、触れられたくない手回りの道具などをかきまわすのもうんざりさせられる」
思い出すのは、THの体験談。転職のため、東京から大阪にTWが引っ越してきたときのこと。物件を紹介した上に、家具運搬の手伝いまで面倒を見た。TWもいたく感激。お礼のため、TH宅に参上することになったという。もてなしのため台所に立つと、TWは室内にある書籍と言わず調度品と言わず、手当たり次第にチェックし始めたというのである。少納言でなくても、さぞ閉口したことだろう。
巨利得ても
下請けいじめ
止めぬT
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『馬鹿、お止し（バカオヨシ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：吉原以外の私娼地。
