最初の出会いは、神崎川駅ホーム。小４の頃、大阪市内にある叔母宅へ向かうのに普通列車を待っていた。優等列車に１０１０系、普通には９２０系という感じの運用なのに、入線してきたのはピカピカの６両編成。しかも普通列車だから、２度びっくり。それまでの丸みを帯びたデザインから、やや角張った「顔つき」に一新されている。シルバーの窓枠が印象的。片開きから両開きに改められたドアの効果もあり、乗降がスムーズ。乗客が二列に並ぶようになったのは、この頃からか。くすんだ渋めから反射率の高い塗装に改良され、同じマルーンでも洗練された感じになった。その後、大阪市内に引っ越し。縁遠くなっていたが、大学生になって再び神戸線の利用者に復帰。３０００系、５０００系が登場しても、２０００系には特別な思い入れがあった。学籍番号と同じ２０６１が付随車として組み込まれていたからである。ただの車両とは思えず、８両編成中なるべくその「箱」に座るようにしていた。老朽化により解体処分。能勢電鉄に譲渡された仲間が一部「存命中」と聞く。長方形の行き先案内板が懐かしい。どの電車にも先頭と最後尾に手作業で掲出された。車体前面上部に行き先と列車種別が表示されるようになるのは、ずっと後のこと。主要駅のホームには、行き先案内板置き場が設けられていた。遠くなった昭和の風景である。
小手調べ
無理して本番
棄権の愚
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『禰宜の病む理由（ネギノヤムリユウ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：但馬守。
