まちゃつの徒然日記

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ことに人に知られぬもの

「人の女親の老いたる。凶會日(くえにち)」
杉本苑子氏による現代語訳で味わう『枕草子』二百四十六段。
「他人がだれ一人気にかけてくれないものは、自分自身の凶日。また、年老いた女親の身の上」
広辞苑』によると、「くえにち」は「陰陽相剋して、万事に凶である日」。『古語辞典』(旺文社)の「くゑにち」も似た内容で、「陰陽道で、万事に凶とする日」とある。平安時代といえば、陰陽師が幅を利かせる世界。日ごとに吉凶があり、何をするにも時間帯や方角を選ばねばならない。「大安」や「仏滅」が細かく分かれて、何十種類もあるようなもの。幾つかをピックアップ。「万よし」婚礼、祝い事、神事、建築など、すべてによい吉日。「天火」建築を忌む日。「地火」種まき、葬儀など、土を動かすことを忌む日。「復日」吉事を行えば吉事が重なり、凶事を行えば凶事が重なるとされる日。「往亡」出陣や遠出を忌むべき日、などなど。陰陽道と一見無関係に思える現代日本だが、ある教会の挙式日程は、「大安」の日から埋まるという。


   九日を
   勝ち抜きゃ四年の
   政活費


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『二十日でぼんくら(ハツカデボンクラ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:「鹿島の剣でお相手致す」。