落語『阿弥陀池』に出てくる権助。ちょっと足りない上に、無愛想という人物設定。近所の人が、
「今朝は、えらいさぶいなぁ」
と挨拶しても
「さぶかろと、わしの知ったこっちゃない」
と取り付く島がない。
「『この分では、おおかた山は雪じゃろかい」と言うくらいの世辞、愛嬌がなかったら、人との付き合いがでけん。気ぃ付けなはれ」と隠居から注意を受ける始末。思い直して隠居のことば通りに返すと、これが大当たり。同僚の認識も改まり、権助は大喜びする。が、季節が移ろい、
「今日はえらいまた温いなぁ」に
「この分だと、山は火事じゃろかい」
と返してしまう。真似をして一旦は上手く運ぶものの、しばらく経つと失敗してしまうというのが、お馴染み落とし噺のパターンである。本日の話題は、「さぶいなぁ」の英語バージョン。
“Is it cold enough for you?”「冷えますねェ」
“Cold enough for you?”
と短縮することもある。
“Oh yes. It's freezing cold today.”「あぁ、今日はめっちゃ寒いでェ」
と返ってくるかもしれない。もちろん、夏になれば、
“Is it hot enough for you?”「暑いですねェ」
日本の夏は、特に蒸し暑いから、
“Muggy!”「鬱陶!」
“Oh yes. It's like a sauna today.”「あぁ、今日はサウナ並みやねェ」
などのリアクションがあるかもね。
AGANUBON
右から読めば
信長よ
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『自己流四駆だ(ジコリュウヨンクダ)』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:よく考え思い切って実行。