まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

gas guzzler

70年代初頭までの米国では当たり前だった、ガソリンを大食いする大型乗用車のこと。オイルショックを機に燃費の良い日本車が台頭すると、あっけなく「絶滅」。その図体の大きさから、白亜紀に姿を消した恐竜に例える向きもある。1971年公開の刑事コロンボ第2作、『死者の身代金』“Ransom for a Dead Man”冒頭にもフォードの大型セダンが登場する。被害者の老弁護士が乗るのは、70年式リンカーン・コンティネンタル4ドア。縦置き4灯ブームが去って横置き4灯に戻った頃で、何とリトラクタブル仕様。全体的に角張った印象を受けるのが、この時代のデザインの特徴。側面から見ると、フェンダー前部が垂直に立ち上がる。小学生の頃に使った物差しを側面に貼り付けたような格好であり、流線型とはほど遠い。登場シーンが夜間でショットも短いため、当初はGMの高級車キャデラックだろうと思い込んでいた。間違いに気付く決め手は、横一列6連のストップランプ。当時のCadillacは、テール両端に縦細の尾灯を配するデザインが主流。エントリータイプのCalais(カレー)からフルサイズのDeVille(ドゥーヴィル)Eldorado(エルドラド)Fleetwood(フリートウッド)に至るまで見事に統一されている。近年で言えば、“L”のマークに使用されるスピンドルグリルみたいなものである。


   チャリに乗り叫ぶ教師の「ゴーファイト!」
   息切らす子らは一瞥もせず


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『船買うん?前進よ(フネカウンゼンシンヨ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:一酸化炭素発生。