まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

うちとくまじきもの(2)

杉本苑子氏による現代語訳で味わう『枕草子』二百八十六段の2回目。
「また、船で行く旅…。これも、うかうかしているととんだ目に遭いかねない。お天気は上々。海面には波ひとつたたず、浅みどりの布でも一面に敷き渡したようで、恐ろしいことまどなにもなさそうな風光の中を、袙(あこめ)や袴などとりどりの衣装をつけた若い男女が、櫓を押したり唄ったりして船路を行く様子は、じつに愉快だし、こんな体験をなさっとことのないやんごとないご身分の人たちに、ぜひ味わわせてあげたいとすら思うほどだが、一転、天候が崩れだすと、さあ大変だ。順風はいきなり逆風に変わり、海上には大波が立ちだして生きた心地もなくなってしまう。かろうじて予定の船泊まりにたどりつき、びしょぬれの船をいまさらながら見やって、つい片とき前の凪を、信じられない思いで振り返る仕儀にもなるのである」


   ウィスキー
   薄めて呑むほど
   ケチじゃなし


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『ぜんざい反感(ゼンザイハンカン)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:証拠を残さない。