まちゃつの徒然日記

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天保新改攝州大阪全図(2)

1837(天保8)年発行の古地図を眺めると、中之島や対岸の堂島には諸藩の蔵屋敷が所狭しと建ち並んでいる。蔵屋敷というのは、領内から運ばれた年貢(米穀や特産物)の貯蔵兼販売事務所のこと。大名とて貨幣経済の浸透と無縁ではいられない。現金を入手するためには、年貢を売りさばかねばならない。売買の舞台は、堂島浜一丁目にあったという米会所。現物取引の外、既に先物取引が行われていたというから驚き。積み卸しの効率を重視し、堂島川や土佐堀沿いに水門を設置。物資を積んだ舟ごと蔵屋敷に出入りできる仕組みを整える藩もあったと聞く。時代が移り、明治4年の廃藩置県で中央集権化。学校や病院などに必要な用地を除き、新政府がすべて民間に払い下げてしまったという。往時を偲ぶよすがとなるのは、古地図や錦絵くらいか。発掘調査をやれば別だが…。


   ファーストで
   ナッツ如きが
   出るキャリア


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『地ならしだが、行くよ(ジナラシダガイクヨ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:国立女子大。