まちゃつの徒然日記

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余市12年

利き酒シリーズの6回目。封を切ると同時に、カシューナッツやカラメルを思わせる香りが立ち上る。グラスに注げば、琥珀色の油質感が素晴らしい。静かに回転させると、かすかにフルーツの香りもする。マンゴーか。明らかに竹鶴12年を上回る仕上がり。燻煙香が控え目なのも好ましい。口当たりは、格別にまろやか。それでいて香ばしさとコクを失わない。余市蒸溜所HPには、ストレートヘッド型ポットスチルによる石炭直火蒸溜とある。バルジ型で製造された「宮城峡」と飲み比べると、「力強く重厚なモルト」という説明が実感できる。フルーティなのだが、控え目で押し付けがましくないのが長所。同じ蒸溜所の竹鶴12年と比べると、まったりした印象である。栓がコルクでないのが残念。高価だが、値段以上の品質である。


   「次世代」と
   叫べど若手
   すべて消え


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『吉備路行き(キビジイキ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:もの知り。