本年8月上旬、名阪国道の関トンネル上り線を通り抜けた直後のこと。タヌキらしき死骸を路肩に見かけたと思ったら、すぐにニホンジカが続いた。60キロ制限だが、車はプラスアルファで順調に流れている。停車して通行の妨げになる訳にもいかず、そのまま通り過ぎてしまった。後ろめたさがあるからか、特有の鹿の子斑が今でも目に焼き付いている。
平成24年に公表された、NEXCO東日本のデータから。
タヌキ7500件(42%)
鳥類5300件(30%)
イヌ、ネコ1700件(10%)
その他3300件(18%)
ここでもタヌキがトップ。驚いた際にタヌキは身を隠そうとしゃがみ込み、ネコは立ちすくんだり急に駆け出したりするという。こうした習性が、仇になっている可能性もある。成仏を祈る外はない。心配なのは、事故を誘発すること。カモシカや馬が相手だと、乗用車も大破を免れない。北海道では牧場から逃げ出した馬がN産ローレルと衝突。ピラーレスハードトップだったため、屋根を押し潰してしまったことがある。もちろん、乗車していた2人と馬の両方が死亡している。NEXCOもロードキルを放置している訳ではない。事故防止に人工の「けもの道」を提案。道路下部にはボックスカルバート、上部にはオーバーブリッジの設置を進めているという。
年の瀬の浮かれ気分に足るを知る
十円バナナに八円みかん
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『井桁の代わり(イゲタノカワリ)』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:若さ故、分別を欠く様。