愛犬のドーベルマン２頭（ローレル、ハーディ）を連れた犯人が週末毎に出かける先は、キャラハン酒場。今は廃棄された西部劇制作用の巨大な屋外セットの中にあり、人っ子一人見かけない。妻の不倫相手、部下のチャーリーを殺害する目的のためには、人目につかない場所で愛犬に訓練を施す必要がある。等身大の人形をフックに掛けると、「位置について」。被害者愛用のジャケットを人形に着せる周到ぶり。電話の呼び出し音を鳴らして、「用意」。“rosebud”「バラのつぼみ」の発声が、「どん！」に相当。２頭が同時に人形に襲いかかる手順を繰り返す。この屋外セットにコロンボが現れるのは、作品後半。強風の効果音。砂漠特有の植物“tumbleweed”「回転草」が、メインストリートを転がっていく。が、撮影用扇風機が大活躍しているのが、バレバレ。思わず失笑。その証拠に、背景の木々の葉はピクリともしないのである。
カプセルを
飲むとき辞世を
詠む気分
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『番人不潔（バンニンフケツ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：我慢強く耐え忍んで心を動かさない。
