まちゃつの徒然日記

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Zhuangzi(19)

老子とともに道家の始祖とされる、荘子のことばから。

未得國能、又失其故行矣。
未だ国能(こくのう)を得ず、又其の故行(ここう)を失う。
他国の立派な歩きぶりを真似ようとして失敗。自分が本来持っていた歩き方も忘れてしまう。外の長所にかぶれ、自己の長所を失うたとえ。
燕(えん)の都、寿陵(じゅりょう)に住む余子(二十歳に満たない若者)が、趙(ちょう)の都、邯鄲(かんたん)に行った。当時の邯鄲は文化の中心。そこの人々の歩き方が最もスマートだと考えられていた。そこで余子も、邯鄲の歩き方を真似てみることにした。だが、まだ充分に会得しないうちに、元の自分の歩き方まで忘れてしまったという。
ご近所に暮らす末裔をつい思い浮かべてしまう。邯鄲の歩き方に相当するのは、自由主義経済体制だろう。表現の自由がない共産党独裁下で所得格差が異常に拡大。平等を目指したはずの歩き方は、どこかに打ち捨てられてしまった格好である。


   「効き目」見に
   バイクを尾行
   するC佐子


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『自費で東京(ジヒデトウキョウ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:元首相。