１３年ぶりに再訪したのは、平成４年のこと。「酷」道の代表だったR１５６だが、片側１車線化がほぼ完成。直線部が増え、ずいぶんと走行しやすくなっていた。更に時間を戻して昭和５４年。R１５６は、改良工事の最終盤を迎えている。架橋、拡幅、トンネル新設などの現場を横目に、見通しの良くない未舗装路を進むのは「マニュアル車操作見習い」。急カーブが多く、側壁に凹凸が見られるトンネルまである。落石だろう。妙に多く小石が散らばる箇所にも遭遇。幾分安心して走行できるのは、ロックシェッドやスノーシェッド内部。岩の直撃だけは免れる。だが、昼でも暗く、赤い鉄骨支柱が内側に出っ張っている。左側を擦らないか、冷や冷やのし通し。おまけに狭くて曲がりくねっているから、対向車との離合にも神経を使う。もっとも、大型車が対向してくる場合だけは、分かりやすい。入口に差し掛かると、必ずクラクションを鳴らす。大型同士の同時進入は、離合困難を生むからである。順調だったのは、吹田ICと福井IC間だけ。油坂峠で手間取り、美濃白鳥以北でも苦闘。白川郷に近づいた頃には夕暮れが迫まる状況。白山スーパー林道への挑戦を諦め、そのまま高岡へ抜ける仕儀となってしまった。
米長の「弱いネ西は」を覆す
早見え「怪物」糸谷竜王
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『強き敵急く（ツヨキテキセク）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：進んで物事に当たる。
