杉本苑子氏による現代語訳で味わう『枕草子』二百六十八段。
「理解に苦しむのは、男というものの心理である。美人を捨ててブスを妻にするケースなどまったく腑に落ちかねる。(略)男たるもの、たとえ手の届かぬ高嶺の花だとて、いったん思いをかけたら、死を賭しても恋を貫くくらいの気概がほしい。たやすくかいま見ることすらかなわぬ深窓の姫ぎみでも、美人の誉れ高い相手なら、いちおうはアタックしてみるのが男というものなのに、同性同士の評価からすると、なっていないようなダメ女を恋人に選ぶ。(略)わが身に引き比べて、女の方が上等すぎるケースだと、恐れをなすのかもしれないけれど、はたから見てさえ歯がゆく、憤ろしい。(略)もっとも、たいていの男は、女の真価を見ぬく目を持たず、目標の低さを恥じてもいないのが実情である」
省略部分には「目鼻立ち美しく、心やさしく、筆蹟がみごとで歌も上手といった非の打ちどころのない女性」という記述がある。少納言が理想とする女性像だろう。
「小マキコ」は
みどりという名で
真っ赤っか
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『平尾様、およし(ヒラオサマオヨシ)』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:首相在任中に急死。