まちゃつの徒然日記

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星は

「星は昴(すばる)星。牽牛。明星。長庚(ちょうこう)。流星をだになからましかば、まして」
杉本苑子氏による現代語訳で味わう『枕草子』二百二十九段。
「星は、牡牛座にある昴星。それから天の川伝説にうたわれる彦星。明けの明星、宵の明星(金星)も鮮麗である。名前がちょっとおもしろいのは、夜這い星と呼ばれる流星だ。人々に忌まれているあの不吉な尾を曳かなければ、なおよいのに…」
珍しい天体がお気に召さない少納言。彗星も流れ星も、尾を引いているのが理由。貴族社会では、出現を凶事の前触れと捉えるのが一般的だったらしい。千年が経過。よほど大きなタイプが接近しない限り、忌み嫌う方はあったとしても少数派だろう。もてはやされるようになったのは、天文学の著しい進歩によるところが大きい。その代わり、高校卒業後2,3年で一人前の天文学者となれた百年前と異なり、大卒が過去の歴史をひととおり学ぶだけでも10年はかかるというのが現代の天文学だという。プレアデス星団(昴)までの正確な距離(443光年)も今年になって確定している。


   ぎすぎすと
   鋭角鈍角
   街の空


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『難波知りつつ、ここ買う言うてるよ(ナンバシリツツココカウイウテルヨ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:将軍が功名を立て得たのは、幾万の兵が屍を戦場にさらした結果である。