日本語では「ヤコブ」。双子の兄、エサウのかかとを掴んだまま生まれた、と旧約聖書にある。直訳が「かかとさん」となる所以。4人の妻との間に生まれた男子12人が、イスラエル十二部族の祖とされる。英語の“Jacob”「ジェイコブ」“James”「ジェイムズ」、フランス語の“Jacques”「ジャック」、ドイツ語の“Jakob”「ヤーコブ」、スペイン語の“Jaime”「ハイメ」“Diego”「ディエゴ」などの名前は、すべて“Jacob”が語源だという。ところで、セレッソ大阪のフォワードにDiego Forlanがいる。2014年ワールドカップのウルグアイ代表メンバーでもある。このDiegoという名前が、モンロー主義で知られる、米国第5代大統領James Monroeの名と語源が共通と言われても、何となくしっくり来ない向きが多いのではなかろうか。そんな「ご同輩」への解説がある。ヘブライ語のYa'acovは、ギリシア語ではIakobos、ラテン語ではIacobusやIacomus、もっと遠く離れたフランスでは更に大きく変身してGemmesと表記された。英語名のJamesは、そのフランス語に由来する。もう一方のDiegoに関する有力な説。スペインでは、ラテン語名IacomusがIacoやIagoに短縮されて伝播。後に“t”や“d”が付け加わり、TiagoやDiegoが生まれたというが、如何?
「小説」を
事実と連呼
した「アカヒ」
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『かに座、木を切る子にしよう(カニザキヲキルコニシヨウ)』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:立身出世をして故郷に帰る。