まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

古地図(2)

大坂に関する地図で2番目に古いのは、「新撰増補堂社仏閣絵入諸大名御屋敷新校正大坂大絵図」。元禄4(1691)年に描かれたもので、タイトルがやたらに長い。淀川、大和川平野川、駒川などが、大坂城北側で合流しているのが見て取れる。大和川は、柏原市安堂付近から北西流。現在のJR大和路線近鉄大阪線とを結ぶルートが、当時の川筋らしい。「布施三ノ瀬」の地名が往時を偲ばせる。幕府が大和川の付け替え工事に取り掛かるのは、13年後の元禄17(1704)年のこと。淀川と大和川が運搬する大量の土砂が原因だろう。34年前の「新板大坂之図」に比べ、河口の沖積低地が拡大している。尻無川と新川(現在の安治川)の間に九条村がある。新川というネーミングは、蛇行する安治川を新しく開削して短絡したことによるものか? 川幅が四十間(72メートル)と広い。北西対岸には野田村新家とある。その先は、四貫島。現在と異なり、当時は堂島も四貫島も文字通り「島」である。


   技進歩
   すれど改心
   せぬ「たくみ」


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『丘の家売る(オカノイエウル)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:条約改正を試みる。