擧世而譽之、而不加勸。
擧世而非之、而不加沮。
世を挙(こぞ)って之(こ)れを誉むれども、勧(すす)むることを加えず。
世を挙って之れを非(そし)れども、沮(はば)むことを加えず。
宋栄子という人物は、世間がこぞって自分を誉めたからといって、それで大いに仕事に励むということはない。逆に世をあげて自分をけなしたとしても、そのために意気がくじけるかといえば、そんなことはない。つまり、宋栄子は、世の毀誉褒貶に決して心を動かすことのない人物であった。
毀誉褒貶の対象外にいれば、無関心でいられるのは当たり前。だが、事の善し悪しを問わず、世間の注目を集める立場になれば、心を動かさずにいることはなかなか難しい。荘子の時代と異なり、メディアが放ってはおかない。
代々木の蚊
駆除されトンボ
大弱り
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『塵と罰(チリトバツ)』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:巻き添え。