まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

近くて遠きもの

「宮のほとりの祭。思はぬ兄弟、親族の中」
杉本苑子氏による現代語訳で『枕草子』百七十段の冒頭を紹介。「近いようでいて遠いものは、中宮御所の近くで催されている祭礼。にぎやかなざわめきがすぐそばで聞こえて心をそそられるのに、勤めの身では出て見ることすらままならない。距離的には近いのに、遠い遠いうらめしい祭…。このほか、仲たがいしている兄弟や親戚の関係も、近くて遠いもののたぐい…」
半額に抑えられていたボーナスが4ヵ月分に戻ったとか。大手家電メーカーSの目出度い話。「城下町」の景気も上昇の兆し。首脳陣が祝賀パ−ティを開催したのだろう。本社東側駐車場にケイタリングサービスの車両4台を発見。近づくと、リーガロイヤルホテルの名。さすが上場企業。会議室でそこらの仕出し弁当をいただく、とはならない。ホテルのHPを覗くと、百名規模の立食パーティが190万円ほど。寿司と蕎麦の立食など羨ましいとは思わないが、近くて遠いところの話である。


   「走れ爺!」
   英寿やがて
   そう呼ばれ


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『虎だと、孟子食い(トラダトモウシクイ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:手近な事情は分かりにくい。