まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

プロの読み

「中盤の局面で次にどう指すかを考えるのに、自分がこう指せば、相手はどう応じるか、という考え方をしない。自分の手番であっても、仮に相手の手番ならどう指すだろうか、から考え始める。それは相手が二度指すことになるから、いい手がかならずある。そのいい手が成立しないように対策を立てれば、不利になることはない」河口俊彦著『人生の棋譜この一局』からの引用。
自分の指し手に対する相手の応手ばかり考え、しかもほんの一部分しか見えない素人とはえらい違いである。さすがにプロは違う。ところで、プロとコンピュータソフトとが対戦する、将棋の電王戦の話。昨年は1勝3敗1引き分け(持将棋)でプロの負け越し。雪辱を期すプロ側は今年、菅井竜也五段、佐藤紳哉六段、豊島将之七段、森下卓九段、屋敷伸之九段の5名を選出。ソフト側の習甦、やねうら王、YSS、ツツカナ、ponanzaと順に対戦した。
結果はプロの1勝4敗で、2年続きの負け越し。勝利できたのは豊島七段だけである。ソフトは恐らく、相手が二度指すことなど考えてはいまい。自分の指し手に対する相手の応手を計算している点ではアマと同じである。ただ、ヒトが及びもつかないくらい広く深く詳細に計算しているのであろう。屋敷九段との横歩取り戦でponanzaは、不利とされる6二に玉を移して勝利している。ソフトが力をつけてきているのは、連盟会長も認めるところ。名人戦竜王戦の予選にソフトを参戦させては如何?


   エアコンを
   丸洗いする
   去年今年


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『きつい、くすん(キツイクスン)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:琴の音色を出す土中の仕掛け。