小4になり地図帳を購入。半世紀以上も前の高度成長期のこと。教科書は有償であり、今より大切に扱われていた。東京オリンピックを控えている点だけが現在と似る。北海道のページを開く。最初に寒い地方を覗いたのは、九州生まれ故の好奇心からだったか。分割民営化の以前であり、国鉄はまだ元気。鉄道網が充実。覚えようとしたが、北部だけでも小学生には大変だった。天北線、羽幌線、深名線、名寄本線、興浜北線、興浜南線、美幸線など、現在はいずれも廃線の憂き目に会っている(T_T)。耳慣れない地名が並ぶ中、視線が吸い寄せられたのは中央部。最高峰の旭岳(2291メートル)近くに、本日のタイトルを発見。片仮名でちょっと変わった名だからか、一度眺めただけで忘れられなくなる。名称は、アイヌ語の「ウペペサンケヌプリ」に由来。標高1848メートル。近くまで行ったことはあるが、実物を拝んだことはまだない。「ウペペ」が「雪解け水」、「サンケ」が「出す」、「ヌプリ」は「山」の意。麓のシイシカリベツ川を氾濫させることによる命名らしい。幼い「鉄道ファン」にそんなことが分かるのは、ずっと後になってからのことである。
「キンチョウ」に
FIFAをはばかる
ピンク幕
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『もっと狭い用地(モットセマイヨウチ)』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:『点と線』。