勇於敢則殺、勇於不敢則活。
敢(かん)に勇なれば則(すなわ)ち殺し、
不敢(ふかん)に勇なれば則ち活(い)かす。
勇気には、「敢」と「不敢」の二種がある。どんな困難があろうと、あえてやるという積極的な勇気が「敢」。「不敢」は、どんなことがあっても絶対にやらないという消極的な勇気。「敢」の勇気はややもすると人を殺し、自分を殺す。これに対し、「不敢」の勇気は人を生かし、自分を生かす。大切なのは「不敢」の勇気である。
「千万人といえども吾往かん」は、孟子のことば。「自ら省みてやましいことがなければ、千万人の反対者がいても恐れることなくわが道を進もう」の意だという。ここは、孟子よりも老子に軍配を上げたい。準備万端で臨んだ冬山登山で悪天候に見舞われたとしよう。登頂に成功して犠牲者を出すよりも、登頂を諦めて下山する方が「上」だろう。ニュースにもならない上に、仲間からごうごうたる非難を浴びるかもしれない。目的達成のためには何でもやる世の中より、かくかくしかじかだけは絶対にやらないと決めている世の中の方が暮らしやすいと思うがねェ。
一回の
デートに六万
要る「次郎」
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『啀みはる(イガミハル)』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:一生懸命になる。