１９９３年制作。『刑事コロンボ』の６２作目。雑な編集が玉に瑕。当時の日本は、バブル崩壊後の信用収縮期。金融機関による「貸し渋り」「貸し剥がし」が横行した。コロンボ役のPeter Falkは、この作品で脚本と制作総指揮にも携わっている。飲食物に対するコロンボの浅ましさが、普段よりデフォルメされているのはそのためか。自分が演じる気安さと無縁では無かろう。犯人役は大物女優のFaye Dunaway。アカデミー主演女優賞受賞者で、当時５２歳。本作が評価され、翌年エミー賞を受賞。大富豪という設定。美人が出てくるが、コロンボは「恋に落ち」たりはしない。「ふり」をするだけである。邦題は今イチというか、ピンぼけしている。英語の題名“It's All in the Game”は、「（この業界では）そういう駆け引きはままある」といった感じ。よい意味では使用されない。長すぎるから「駆け引き」とか「ままある駆け引き」とでもやればよかったのにねェ。
殿、すねの
傷如何かと
有権者
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『焼き豚かまん（ヤキブタカマン）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：足利義満の頃。
