ヨーロッパの東西南北にまつわる話の最終回は「北航路」。中世のバイキングは、主に「東」「西」「北」３つの通商航路を利用していたらしい。バルト海を東方向に航海する「東航路」。２つ目は北海を西進する「西航路」。３つ目がスカンジナビア半島沿いに北進する“Norreweg”「ノルレベク」（北航路）である。航路を表す語だったノルレベクは、その後地方を表す語としても定着。現在は“weg”「ベク」（道）を英語の“way”に置きかえて、“Norway”と称するように至ったという。国土（３８万平方キロ）は、ほぼ日本と同じ。総人口（５００万人）は、福岡県（５０４万人）並み。国会は一院制で議員数は１６９名。公務員の割合が高め。国と地方とを合わせると、全就労者の３割に達する。全産業平均月収は、４万クローネ（１２／３０現在のレートは、１クローネ＝１７円）と高い。ただし、物価も相応。牛乳（１リットル）１６、キュウリ（１本）１８、鶏卵（１２個）３２、ビール（５００ミリリットル）２９、バス地下鉄（初乗り）２８。単位はいずれもノルウェークローネ。ムンクの母国だけに、『叫び』たくなるほどの物価高である。キャノン、豊田自動織機など２１の日系企業が進出（外務省HP）。
人権を
守れぬ国に
「民」がつき
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『慎二、青や（シンジアオヤ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：未来図。
