まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

他動詞?

将棋には関心がある。もっとも、棋力はご多分に漏れず横好きレベルであるが…。将棋の駒の内、「王」と「金」以外は敵陣に入ると「なる」ことができる。「飛車」と「角行」は本来の力の上に「金」「銀」の力を併せ持ち、他の駒はすべて「金」の力を得ることになる。条件を満たしていても「ならない」方が有利であれば、そのままにすることもできる。「ならず」と呼ぶ。ここからが本題。「なる」は自動詞なのだが、棋界での使われ方はちょっと変だ。某タイトルホルダーの言を引用すると、「3三に角をなる」という風に使う。初めて聞いた時には「3三に角がなる」じゃないの、と耳を疑った。受けたショックを別の場面に置きかえてみる。「流れる」の短文作りを生徒に命じたとしよう。当然「雲が流れる」「水が流れる」などの返答が予想される場面だ。ところが、発せられた答えは「水を流れる」。しかも真顔(!)というような状況が当たらずとも遠からず。ところで、「吹く」には自他両方の働きがある。自動詞なら「風が吹く」、他動詞なら「ほらを吹く」という具合。歳月と共にことばも移りゆく。国語辞典で「なる」に当たれば、自他五段の表示と共に「3三に角をなる」の例文が掲載される時代が来るのだろうか。


   キン平の
   脅しにオバマ
   腰が引け


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『キヨシ、誓う(キヨシチカウ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:少ないからこそ値打ちがある。