少則得。
多則惑。
少なければ則（すなわ）ち得（う）。
多ければ則ち惑う。
所有物の少ない人は、かえってものを得る楽しみを持つ。品物をたくさん持つということは、楽しみのようではあるが、実はどれを用いるべきかに惑うことになる。知識や学問が多いと、思想の惑いが多くなる。
学問とも思想とも関連はないが、靴好きで知られる女性の話。今から２７年前の１９８６年、フィリピンで人民革命が起きた。２０年に渡って君臨したマルコス大統領もイメルダ夫人もハワイに亡命。主を失ったマラカニアン宮殿には、贅沢な暮らしぶりで知られる夫人の身の回り品がそのまま残された。新政府関係者による発表では、靴だけで三千足あったとか。しかも舶来。８年間毎日取り替えても、一巡しない数である。国民生活などそっちのけで、毎日靴選びに惑っていたのかも。
陰口を
クネ触れ回り
増す孤立
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『蒙古で勝てない碁（モウコデカテナイゴ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：信念を変えない。
