まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

「まるろくさんまる」

Y中たこ焼き君にエールを送るファンタジーの3回目。小原台では24時制を採用。午前と午後の勘違いや聞き間違い防止のためと推測される。本日のタイトルは、世間で言うところの午前6時半のこと。8人部屋に起床ラッパの放送が鳴り響く。飛び起きて着替えると、すぐにシーツと毛布5枚を折りたたむ。この時四隅がきちんと揃っていなかったり、平らにたたんでいないなどの不備があると、後で色々と面倒なことになる。各部屋を見回る「週番」(風紀の維持に当たる各学年の学生。ただし、1年生を担当するのは4年生)に見つかるのである。呼び出しをくらうと、本人だけでなく世話役の2年生(対番)も一緒についていく。「指導」を受けたり、反省文を書かされたりで、ただでも忙しいのに余計な「任務」が増える。窓を開け放ち、タオルを持つと、真冬でも上半身裸で学生舎前にダッシュ(女性はTシャツ着用)。早い者順に四列横隊となる。乾布摩擦を行いながら「まえへー、すすめ!」「まわれー、みぎ」などと大声で叫ぶ(号令調整)。起き抜けで声の出ない1年生には、上級生から「声が小さい!」“Can't hear you!”の一喝が飛ぶ。聞かされただけで、寒さに身が縮む。だが、氷点下の高野山で玉川の水に胸まで浸かり般若心経を唱える修行僧に比べれば、まだ気楽とも言える。日朝点呼(人数チェックと健康状態の確認)が始まる「まるろくさんご」までには集合しなければならないから、ラッパから最長で5分しかない。電光石火で行動したつもりでいても、慣れない1年生にはスケジュールがタイト。1人でも遅刻すれば、その部屋のチームワークが劣っていたと見なされる。殴られたりはしないが、連帯責任。色々「やらかす」と、上級生に申し訳ない気持ちで一杯になるという。


   任せればハト糞垂れるカン苛つ
   ノダ無難でも民ブーイング


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『友がいない死(トモガイナイシ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:いい歳をして馬鹿なことをする。