まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

Laozi(7)

儒教とは正反対の立場を貫く道家の始祖、老子のことばから。

挺埴以為器。
當其無、有器之用。
埴(ち)を挺(う)ちて以(もっ)て器を為(つく)る。
其の無に当たりて、器の用あり。
粘土をこねて茶碗や徳利などを作る。それぞれの器が役に立つのは、内部に何もない空虚な無の部分があるからである。
有之以為利、無之以為用。
有の以て利を為すは、無の以て用を為せばなり。
有というものが世の中に利沢をもたらすのは、これに先立って「無」というものが役目を果たすからである。

万物の働きは、いつでも無から起こる。有の働きは無から出てくる、と考える老子の代表的なことばとされる。でも、容器の中身がカラでは虚しい。やはり徳利には「酒」、瓶には「命の水」が似つかわしい。まちゃつなら一文字変えて、敢えて「有之以為利、有之以為用」と読みたいところである。テキサス・レンジャーズのファンなら「騎馬隊之以為利、有之以為用」となるか。ダルビッシュ投手の名前だって「有」である。


   新しく法を作って「過去」裁く
   「不遡及」知らぬかの国の人


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『雲海のこしらえ(ウンカイノコシラエ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:吉祥寺駅の南。