１３：２１、五條着。９分停車の間に男子高校生が乗ってきて、向かい側のシートに座る。バスで１０分ほど南に位置する、某私立進学校の制服を着用。服装も姿勢もきちんとしている。英単語帳を開き、何やらチェックを開始。テスト疲れか、１５分後の吉野口では舟を漕ぎ始める運命にあるのだが、この時点では「できすぎくん」の意識はまだはっきりしている。五條からしばらく列車は北東に進む。進行方向が北に変わると、最初の駅が北宇智（きたうち）。自宅からは南東に位置する金剛山が、北西に見える。大阪から和歌山まで南下。更に和泉山脈南麓を東進。活断層上に続き、近畿では最も怖い中央構造線上をトータルで１１３キロ移動。金剛山の反対側に到着した。北宇智はかつて、train buff（鉄ちゃん）の間では良く知られる存在だった。スケールでは、豊肥本線の立野（たての）や肥薩線の大畑（おこば）に及ばないものの、６年前まで近畿地方で唯一スイッチバックの設備を持つ駅だったからである。楽しみにしていたが、現在のホームは１面１線。駅舎と呼ぶにはちっぽけ過ぎる小屋があるだけの無人駅と化していた(T_T)。
フォグランプ霧もないのに点すタク
プロに似て非にやる薬なし
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『仕上げ鬱よ（シアゲウツヨ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：こってりおしろい。
