高峰博士からの苗木贈呈を公的レベルへ引き上げたのは、水野幸吉NY総領事。ワシントン出張の際、旧知のエリザ・シドモアから話を聞き「高峰個人からではなく、首都東京市長の名で行うべき」と助言。エリザは早々に「喜んで東京市長からの贈り物を受ける」旨の大統領夫人の内諾を得る。総領事は、上司である高平小五郎駐米大使に経緯を報告。同時に東京の小村寿太郎外務大臣に「東京市長からの寄贈とする案」を進言した。これにかちんと来たのは、高平小五郎駐米大使。「管轄外の総領事が、一私人であるエリザ・シドモアからの話だけで公の寄贈に関わる話を本国政府に伝えるのはおかしい。駐米大使たる自分がノックス国務長官に確認すべきだ」と横やりを入れる。いや、ただ筋を通そうとしただけかもしれない。世間では、出しゃばりのせいで好企画がポシャるのことが間々ある。が、高平・ノックス会談は成功。ノックスが大統領夫人に直接面会。「日本国に寄贈をお願いする」との確認を取る。とんとん拍子に話が進み、エリザ・シドモアのアイデアは、更に国家レベルの取り決めに格上げとなる。
ワックスで気になる汚れ拭いたし
「はるか」の頬と「アロー」の頭上
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『文字の確かさ、極意だね（モジノタシカサゴクイダネ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：金力万能。
