まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

“Mayday,mayday!”(2)

一刻の猶予もならない。入場券を購入するついでに、手洗いの位置を売り子に尋ねる。だが、「弱り目に祟り目」「泣き面に蜂」悪いことは重なる。「外にもありますけど、中にもあります」と女性の返答は曖昧。中の方が近かろう、と目前の天守閣に入ったのが「運の尽き」。目標からどんどん遠ざかる。地下の塩蔵にはない。苦しみながら一層、二層、三層、四層と階段を上がるが、やはり見つからない。展示物など上の空。五層にもないから、展望するどころではなくなった。(最上階に至っても見つからないということは、「中」とは南走長屋のことか?)人間の尊厳が失われるか否かの瀬戸際。階段を下りる際の形相が偲ばれる。結局、見学コースをすべて回り月見櫓まで来た頃には、南口駐車場まで戻ったのと同じくらいの距離を歩かされる。40分近くが経過し、やっとトイレへの矢印を発見。鉄門(くろがねもん)を通り、天守閣北西へ。気は急くが、振動は禁物。そろりそろりと急ぐ。水洗でスッキリすると、薄曇りの空がひときわ明るく感じられた。係員のことばは、2ヵ所あるとの誤解を生む。「西へ百メートルです」と答えてほしかった。落ち着かない気分で回ったから、展示物の記憶がない。茶室も見ていないし、再入場もできない。「有り難ナーシ」。鶴ヶ城にお出かけの節は、肝に銘じるべし。1ヵ所しかないんだよ、トイレは。


   「受けて立つ」つもりが大量絶滅期
   消え去る外無し「子泣きじじい


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『自問大事(ジモンダイジ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:その時代の問題とすべき社会の出来事。