１１：５５、奈良行き４４８Tは１０５系２両で和歌山駅を出発。ロングシートでの長時間乗車は疲れる。窓外の景色も見づらい。クロスシートの１１７系が好みだったが、ラッシュ時以外の和歌山線乗り入れはなさそうである。ウィークデイの昼飯時に当たっている。がら空きだろうと予想していたら、座席は７割方埋まった。意外に乗車率は良い。ワンマン運行。駅員の居る特定の駅を除けば、乗降出来るのは前の車両のみ。後ろの箱に座ったため、扉は開かない。閉所恐怖症気味だからか、非常時を連想してちょっと不安になる。中間テストの時期と重なったものと見え、停車する駅によっては高校生がどっと乗り込んでくる。大阪では考えられないが、各校の行事が重なったものと見える。違和感の無かった学生の出で立ちに変化が起こったのは、粉河駅を過ぎた辺りから。立ち振る舞いと服装とを指標に学生を観察。列車が紀ノ川沿いを遡るに連れて、乗車してくる学生の質はどんどん下がってくる。男子のズボンはずり下がり、女子のスカート丈は短くなっていく。所謂「腰パン」と「超ミニ」ばかりで車内はギュウギュウ詰めと相成った。化粧品と体臭とが混じりムンムン、独特のわめき声に息苦しくなる。（助けてくれーっ）でも、廃線にならずに済んでいるのは、乗客としての高校生の存在があるから。その余得に預かって、３３０．１キロ１２０円の旅も可能となっている。ストレスだが、我慢するより外はない。橋本駅で乗客がほとんど入れ替わる。車内の雰囲気も元に戻り、熟年女性３人組がロングシートで弁当を開く。同好の「鉄女」なら、先方も「大回り」中に違いない。想像するに、阪和線、和歌山線、大和路線の順で巡っているか。そうだとすれば、５時間あればお釣りが来るだろう。
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『字幕オンに（ジマクオンニ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：香川県なら、さしずめ「うどん」。
