まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

「かっぽじる」

「かっ」は「掻く」が促音化したもので、「爪を立ててこする」「道具を動かして物の表面を削る」などの意。広辞苑には「掻っ穿る」とあり、「ほじくって穴を開ける。つまっているものをほじくり出す」とある。落語ではお馴染み。べらんめえ口調の職人が、威勢のよい啖呵を切る際の科白に登場したりもする。「耳の穴をかっぽじってよく聞きやがれ」という具合。「よく聞け」を英語に直してみよう。“Listen up!”“Listen up now.”“Time to listen up.”などが思い浮かぶ。だが、これでは「耳の穴かっぽじって」の雰囲気が出ない。「穿る」では掲載がないから「掘る」で『ジーニアス和英辞典』に当たる。“mine”だと「鉱石を採掘する」だから、イメージに合わない。“bore”は「トンネル、井戸を掘る」で今ひとつ。“sink”も「井戸を掘る」で同様。“hole”の場合なら「穴をホール」で洒落の1つも出来上がるが、ぴんと来ない。本日の話題にピッタリ合うのは“dig”。“Dig up!”で文字通り「耳の穴かっぽじって」となる。でも、これでは短すぎてあっけない。“Dig up! Listen up! Hear me out,please!”とでも畳みかけるかなァ。


   代議士となって五輪に出る「おいら」
   五輪が先の外の下々


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『ワイは角座のちくわ(ワイハカドザノチクワ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:ことばは慎むべき。