守るべき節操を持たず、成り行きによって従来の主張を変えた男を変節漢と呼ぶ。終戦時にはあまた出現したらしい。苦々しく思う向きもあったと見えて、「小説の神様」こと志賀直哉もその一人。阿川弘之氏によれば、「先生」はそんな連中を「安普請」とあだ名したという。その心は「風向きがちょっと変わると、すぐにがたつく」だったとか。昨冬の第４６回総選挙。追い風となった前回と異なり民主に逆風が予想されたからか、老若男女を問わず「安普請」が続出した。「豪腕」の別名を持つOー様は、「赤ちゃん」達を引き連れて「生活」を立ち上げた。以前なら「壊し屋」にも仲間がいたが、身から出た錆でとうとう独りぼっち。同世代は一人逃げ二人去りで、「はいはい」状態の手下しかいない。せめて「あんよが上手」になるまでは死ぬ訳にはいかないと思ったか、更に「未来」に合流。「嘉田仮面」をかぶってだんまりを決め込んだ。『千と千尋の神隠し』に確かこんなキャラがいたような…。（まちゃつ、それを言うなら「カオナシ」やっ！）裁縫が苦手だからか、日本ミシンの会に逃げ込んだ熊本１区のM野。日本新党、新進党、民主党と渡り歩いている。「肥後もっこす」とは裏腹の行動に泣かされたのは、支持者だけでない。草葉の陰の親爺殿とて同様だろう。（まちゃつ、「ミシン」やのうて「維新」やでっ！）
楠散って
ハトカップルの
賑やかさ
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『スバル、さあ次どす。割れ物を取れ（スバルサアツギドスワレモノヲトレ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：苦しい時には人を頼み、苦しさが過ぎればその恩を忘れる。
