ちょうど半世紀前にヒットした『東京五輪音頭』。歌ったのは「お客様は神さまです」で知られる男性歌手。たわいないことであるが、まちゃつにはその歌詞の最後がどうも釈然としなかった。「♪オリンピックの顔とかを ソレトトント トトント 顔とかを」と小５の耳には聞こえているから、（述語が無いなぁ。「顔とか」をどうするんやろ？）と悩んだ次第。もちろん三波春夫は「顔とかを」ではなく、「顔と顔」と歌っていた。格助詞の「と」と名詞「顔」の「か」とを勝手にくっつけて、副助詞「とか」で理解している「神様」がいたことを知れば、紫綬褒章受章者もさぞびっくりしたことだろう。海の向こうでもよく似たことが起こるらしい。チャールズ・シュルツ作『ピーナツ』第１巻巻末には、もうれつねえさんルーシーが“I've never been so embarrassed in all my life...”「こんなはずかしいおもいははじめてだわ」と独りごつシーンがある。隠れん坊遊びの最中であり、ルーシーは鬼。誰か１人を見つけた後で叫ぶべき掛け声“Ally,ally,out are in free!”を知ったかぶりしたのだろう、ことばを間違えて冒頭から“OLEE OLEE OLSEN FREE-O!”とやってしまう。バイオレットが直ぐにやってきて注意。In case you don't know it,the phrase is “ally,ally,out are in free! ”あんたが知らんかったらアカンから言うとくけどな、言い方は「みんな、捕まらんから出ておいで！」やでっ。ところで、財務相で再登板の麻生さん。首相在任時に「未曾有」を「みぞゆう」、「踏襲」を「ふしゅう」と読んで失笑を買った。若いうちに間違えておけば、恥も小さくて済んだかなァ。
前知事の「遺産」に苦しむ大阪府
無い袖を振る高校無償化
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『金を語る（キンヲカタル）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：歯切れのいいことばで相手を圧倒する。
