まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

iron

シャツに「アイアン」をかけたりはしないし、プロゴルファーが7番「アイロン」を取り出したりもしない。「アイアン」も「アイロン」も元は“iron”。日本語を操るのは大変やねェ。“iron”と言えば、中学時分に「鉄は熱いうちに打て」“Strike while the iron is hot.”を習った。「好機を逃すな」“Make hay while the sun shines.”くらいの意味であり、担当教師が言った「若いうちに人を鍛えろ」のニュアンスが正しくないと知るのは後刻。英米人なら誰でも知っているが、高校生には馴染みが薄い表現に“Don't have too many irons in the fire.”「一度にあれもこれもやろうとするな」がある。移り気な鍛冶屋がいたとする。依頼された鎌を作ろうと炉に火を入れる。が、ふいごを踏みながら欲を出した。どうせ作るなら、同時に鍬も包丁もやろうと考えを巡らす内に、刀工の気分になってしまう。気がつくと、炉の中には鎌、鍬、包丁だけでなく、刀の分まで材料となるironsを入れてしまっていた…。何や、どこかの市長みたいやなァ。手を広げ過ぎることを戒めた英語のことわざを紹介して、本日はお開き。


   千慮後の
   一得一失
   見極めん


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『千里が秋(センリガアキ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:カエサル著。