まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

阪奈道路(2)

生駒山の成因は逆断層。東西から力が加わり、西麓がずり上がった「傾動地塊」と呼ばれる地形である。大阪側が急な崖になっているのに対し、奈良側がなだらかな丘陵となっているのはそのため。モータリゼーションの漸増と共に有料道路の建設計画が持ち上がったのは、昭和30年代。山腹にシールドを入れさえすれば、トンネルがスイスイ掘れる現在とは技術水準が異なる。ヘアピンの連続で崖をよじ上るルートとなった次第。竣工は、東京タワーの完成と同じ昭和33年。アニメ『となりのトトロ』で描かれる頃である。無料化された30年ほど前、Tヨタの直6「オンボロ2」で最初のヘアピンに差し掛かった時の印象。4速をセカンドにシフトダウン。ハンドルを左に切ると、ボディ右側が沈み込む。足回りが軟らかいから。アクセルの踏み込み不足もあって、ふらふらと上っていった。6年が経過。M菱DASHターボ3×2を転がした時には、随分楽な印象に変わった。サスペンションの硬軟と車高の高低とが切り替えられる上に、グロス200馬力のパワーがあったからだろう。左ヘアピンで左前輪が浮き上がるような感じは全然しない。何の苦もなく上っていく。頭が重い上に低速だから、と気付くのはその後のこと。頭が滑り始めたら、素人の手に負える代物ではない。さて、本題のSH-AWD。ヘアピン手前のストレートで充分速度を落としたら、ハンドルを切ると同時にアクセルオン。ドライブテクニックなど上達してもいないのに、「スッ」と曲がってくれる。右の尻だけを強めに押してもらった感じがして、本当に「スッ」と曲がる。レーシング・ドライバーになった気分を味わえるのは、Hンダの技術のお陰なのだが、昨年6月、「RDB(レッドデータ・ブック)」の絶滅危惧種から絶滅種に指定が変更となった(T_T)。同じDNAながら、いかつい顔の双子がアメリカでは健在である。


   山茶花
   椿が並び
   咲く長居


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『馬車出る(バシャデル)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:出るべきでない時に、さしでる。