１／１／２０１０付日記Hurricane Huntersの続き。２０１２年８／２６及び８／２７に沖縄地方を直撃した台風１５号は、大規模な停電や人的物的被害を引き起こした。事前に気象庁が発表した「過去最大級」の「予想」は外れてしまったが、不幸中の幸いで済んだ。「予想」された最大風速は、５０メートル。瞬間最大風速は７０メートルに達するとのことであったから、２６日１５時に空港は閉鎖。翌日にかけて大量の欠航便を出した。当日の那覇市のデータを気象庁HPでチェックしてみよう。
最低気圧を記録したのは、８月２６日２１時の９５０．７hPa。最大風速は西北西の風２１．２メートル。時間雨量は６．５ミリである。風速は「予想」の半分にも達していない。一番強い風を記録したのは、翌８月２７日午前１時。西南西の風２５．１メートルで、気圧は９６７hPa。時間雨量は１０ミリである。
搭乗予定の航空機がキャンセルになり、予定外の宿泊費を工面することになった旅行客からは、「どこが過去最大級やねん！」との恨み節も聞こえてきそうである。が、「予想」が外れるのは当たり前。職員は、ひまわりの映像を見ているだけだから。専用の航空機に職員が搭乗し、実際に台風の中に入りリアルタイムで観測データを送信する「命懸けの」米国方式など、一度も実施されていない。空調の効いた部屋で「のんびり」「予想」に耽る職員を、国民はいつまで養っておくのだろうか。現場に出なアカンで、気象庁の職員は。先輩の野中至を思い出しなはれ。
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『ササユリが浮く（ササユリガウク）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：粗雑な筆跡。
