性善説を唱えた孟子(372B.C.〜289B.C.)のことばから。
必有事焉。
而勿正。
必ず事とするあれ。
正(あらかじ)めすること勿(なか)れ。
志を立てたら、事に即し、物に即して考えよ。その事から心を離さないようにしなければならない。また、その結果あるいは利益をあらかじめ考えることは、むしろ志を害するからなすべきではない。
2011年、民主党代表選挙に立候補した野田首相に置きかえてみる。党内に異論があるものの「社会保障と税の一体改革」という志を立てた。その後、尻の据わらないOー様ご一行が「家出」。が、法案から心を離すことは決してなかった。したたかな「どじょう」は「事に即し」て行動し、民自公路線に舵を切る。めでたく(?)消費税法案は、両院で可決に及ぶ。ここまでは上手く運んだ。定かではないが、党内に対抗馬がいない状況で先の利益(代表2期目)が目の前にチラチラし始めたか。民自公路線は覆り問責決議へと進行。総選挙に突き進んだものの、「大量絶滅」を招いてしまった。ほんの6週間前の話である。
烈風を物ともしない熟年の
テニスコートに満ちる寒中
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『江夏、見本乞う(エナツミホンコウ)』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:江戸初期のアーティスト。