まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

「ハイパー警報」

大阪に暴風警報が発令されても、住民の抱く危機感は九州ほど深刻ではない。直撃を喰らうことの多い「南の島」と異なり、一端上陸し勢力が衰えた台風を迎える場合が多いからか。三方を山に囲まれる地形に助けられてもいる。台風による風よりも、冬の季節風の方が余程強烈なこともしばしばである。もっとも、台風が紀伊水道に進入した場合は別。1934(昭和9)年の室戸台風では、死者・行方不明者が三千名を超えている。犠牲者の大半は高潮による溺死だったという。度重なる暴風警報に軽微な被害で済む状態が続くのは、幸運なようでもあるが怖くもある。甚大な被害が予想されるのに住民に危機感が欠如していれば、被害が更に拡大するからだ。暴風警報を何度も聞かされた府民の耳にはたこが出来ているにちがいない。大阪管区気象台が「狼少年」となっていないか心配である。「警報」の上に「ハイパー警報」でも作ってはどうか。夏目漱石の高弟、寺田寅彦博士の言にある。「天災は忘れた頃にやってくる」と。


   桜折る
   乱行止める
   仲間欲し


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『土井君追う(ドイクンオウ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:多くの人の説が一致。